運用コマンドレファレンス Vol.1
Ring Protocolの統計情報をクリアします。
[入力形式]
clear axrp [<ring id list>]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- <ring id list>
- 指定したリングIDに関するRing Protocolの全統計情報をクリアします。リングIDを複数指定する場合は範囲指定ができます。
- 【"-"または","による範囲指定】
- 範囲内のすべてのリングを指定します。指定できる範囲は,1〜65535です。
- すべてのパラメータ省略時の動作
- Ring Protocolの全統計情報をクリアします。
[スタック構成時の運用]
マスタスイッチだけで情報をクリアできます。
[実行例]
図24-4 Ring Protocolの全統計情報クリア例
> clear axrp >図24-5 リングIDを指定した場合のRing Protocolの全統計情報クリア例
> clear axrp 1 >
[表示説明]
なし
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表24-4 clear axrpコマンドの応答メッセージ一覧
メッセージ 内容 Can't execute this command in backup switch or transit switch. バックアップスイッチまたはトランジットスイッチではコマンドを実行できません。 Can't execute. コマンドを実行できません。再実行してください。 Connection failed to Ring Protocol program. Ring Protocolプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart axrpコマンドでRing Protocolプログラムを再起動してください。 Ring Protocol is initializing. Ring Protocolは初期動作実行中です。コンフィグレーションの読み出しなどの処理が完了していません。時間を空けて再実行してください。 Ring Protocol is not configured. Ring Protocolが設定されていません。コンフィグレーションを確認してください。 Specified Ring ID is not configured:<ring id>. 指定リングIDは設定されていません。
<ring id>:リングID
[注意事項]
- 統計情報を0クリアしてもSNMPで取得するMIB情報の値は0クリアされません。
- コンフィグレーションの削除/追加を行った場合,対象の統計情報は0クリアされます。
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