運用コマンドレファレンス Vol.1
本装置用の内蔵フラッシュメモリ上のファイルを復元可能な形式で削除します。削除可能なファイル数の上限は64ファイルまでです。
[入力形式]
delete <file name>
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- <file name>
- 削除するファイルのファイル名を指定します。
[スタック構成時の運用]
マスタスイッチ以外のメンバスイッチを対象とする場合,remote commandコマンドを使用してください。
remote command {<switch no.> | all} delete <file name>
[実行例]
ファイルを回復可能な形式で削除します。
図4-4 ファイルのdelete
> delete userfile >
[表示説明]
なし
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表4-12 deleteコマンドの応答メッセージ一覧
メッセージ 内容 delete: Delete command can not be used this flash. (<code>) 当該内蔵フラッシュメモリでは本コマンドは使用できません(<内部コード>)。 delete: Directory is specified. ディレクトリが指定されています。 delete: No flash file is specified. 指定されたファイルが存在しません。 delete: No such file or directory. 指定されたファイルが存在しません。または現在のディレクトリが有効ではありません。 delete: Not enough flash space. 本コマンドを実行するための内蔵フラッシュメモリ上の空き領域が不足しています。 delete: Permission denied. 指定したファイルへの削除権限がありません。 delete: Specify file name. ファイル名を指定してください。
[注意事項]
- 本コマンドでは内蔵フラッシュメモリ上のファイルだけが操作できます。RAMディスク上(メモリ上)のファイルは操作できません。
- 内蔵フラッシュメモリ上に回復可能形式でファイルを格納する十分な空きがない場合は本コマンドでの削除はできません。
- 本コマンドで削除したファイルを回復する場合はundeleteコマンドを使用します。
- 本コマンドで削除したファイルを完全に消去する場合はsqueezeコマンドを使用します。
- 本コマンドで削除したファイルを確認する場合はdirコマンドを使用します。
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