コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
PIM-SMを使ったシステムで,マルチキャスト中継経路の切り替えに特化した効率化をして,マルチキャスト経路情報およびネガティブキャッシュの削除処理を分散することで,ソフトウェアでのパケット処理を減少させて,ハードウェアによるマルチキャスト中継の切り替えに掛かる時間を短縮します。
本コマンドを設定した場合,マルチキャスト中継の再開時,ネガティブキャッシュを削除しないですぐにマルチキャスト中継エントリを生成します。マルチキャスト中継エントリ削除時,すぐにネガティブキャッシュを生成します。
[入力形式]
- 情報の設定
- ip pim fast-mcache-setting
- 情報の削除
- no ip pim fast-mcache-setting
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
なし
[コマンド省略時の動作]
マルチキャスト中継の再開時,上流インタフェースからのマルチキャスト中継パケットの受信をソフトウェアで検知し,マルチキャスト中継エントリを生成します。マルチキャスト中継エントリ削除時,マルチキャスト中継パケットの受信をソフトウェアで検知し,ネガティブキャッシュを生成します。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに反映されます。
[注意事項]
- 本機能はPIM-SSMでは動作しません。
[関連コマンド]
なし
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