コンフィグレーションガイド Vol.2
複数のQoSエントリに一致した場合,高優先エントリと低優先エントリを決定して,動作を決定します。
高優先エントリおよび低優先エントリは,設定するインタフェースやQoSフローリストの種類によって決定します。
- 受信側フロー検出モードがlayer3-1,layer3-dhcp-1,またはlayer3-suppress-1で,イーサネットインタフェースと,該当するイーサネットインタフェースが属するVLANインタフェースに対してQoSエントリを設定した場合
- 高優先エントリ イーサネットインタフェースに設定したQoSエントリ
- 低優先エントリ VLANインタフェースに設定したQoSエントリ
- 受信側フロー検出モードがlayer3-1またはlayer3-suppress-1で,同一インタフェースに対してmac qos-flow-list,ip qos-flow-listをフロー検出条件としたQoSエントリを設定した場合
- 高優先エントリ mac qos-flow-listで設定したQoSエントリ
- 低優先エントリ ip qos-flow-listで設定したQoSエントリ
複数のQoSエントリに一致した場合の動作を次に示します。
- 両方に指定された動作を実施する。
- 指定された動作が同じ場合,高優先エントリの動作を実施する。※
注※ 一部例外となる動作があります。次の表に示します。
表3-23 例外となる高優先,低優先エントリの組み合わせと動作
装置構成 優先度決定動作変更 高優先エントリ 低優先
エントリ動作 スタンドアロン 設定なし copy-user-priority cos ユーザ優先度と本装置宛てのフレームのCoS値がcopy-user-priorityの動作になり,本装置が中継するフレームの優先度が低優先エントリで指定したCoS値となります
All Rights Reserved, Copyright(C), 2011, 2018, ALAXALA Networks, Corp.