コンフィグレーションガイド Vol.2
IPv4ヘッダのTOSフィールドまたはIPv6ヘッダのトラフィッククラスフィールドの上位6ビットであるDSCP値を書き換える機能です。TOSフィールドのフォーマットおよびトラフィッククラスフィールドのフォーマットの図を次に示します。
図3-12 TOSフィールドのフォーマット
図3-13 トラフィッククラスフィールドのフォーマット
検出したフローのTOSフィールドまたはトラフィッククラスフィールドの上位6ビットを書き換えます。
また,帯域監視からの指示によって,最低監視帯域を超えたフローのDSCPを書き換えることができます。例えば,最低監視帯域を超えたフローに対して,DSCP値を0に設定できます。
最低帯域監視と同時に設定した場合の違反フレームの動作については,違反時のペナルティ指定動作が優先されます。
次のフレームについてはDSCPを書き換えることができません。
- MTUを超えるIPv4,IPv6パケット
- TTLが1のフレーム
- ホップリミットが1のフレーム
- IPオプション付きのフレーム
- IPv6拡張ヘッダ付きのフレーム
- 宛先不明のIPv4,IPv6パケット
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