運用コマンドレファレンス Vol.2


dump protocols ipv6-multicast

IPv6マルチキャストルーティングプログラムで採取している制御テーブル情報をテキスト化し圧縮してファイルへ出力します。

IPv6マルチキャストルーティングプログラムで採取しているイベントトレース情報をテキスト化してファイルへ出力します。

[入力形式]

dump protocols ipv6-multicast { all | trace | table }

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

all

イベントトレース情報および制御テーブル情報をファイルに出力します。

trace

イベントトレース情報をファイルに出力します。

table

制御テーブル情報をテキスト化し圧縮してファイルへ出力します。

[実行例]

図14‒24 dump protocols ipv6-multicast実行例
> dump protocols ipv6-multicast trace
> 
 
または
 
> dump protocols ipv6-multicast table
> 
 
または
 
> dump protocols ipv6-multicast all
> 

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表14‒29 dump protocols ipv6-multicastコマンド応答メッセージ

項番

メッセージ

内容

1

mr6 doesn't seem to be running.

IPv6マルチキャストルーティングプログラムが起動していないため,コマンドが失敗しました。IPv6マルチキャストルーティングが有効になっているにもかかわらずこのメッセージが出る場合は,IPv6マルチキャストルーティングプログラムの再起動を待って,コマンドを再実行してください。

2

program error occurred: <error message>

プログラムエラーが発生しました。

コマンドを再実行してください。

<error message>:エラー部位

[注意事項]

本装置の出力ファイルの名称およびディレクトリを以下に示します。

ディレクトリ:/usr/var/mrp/

制御テーブル情報ファイル:mr6_dump.gz

イベントトレース情報ファイル:mr6_trace

なお,イベントトレース情報または制御テーブル情報を採取する際,当該ファイルがすでに存在する場合は無条件に上書きするので,必要ならばファイルをあらかじめバックアップしておいてください。