運用コマンドレファレンス Vol.1


set switchport-backup active

スタンバイポートをアクティブポートに遷移させます。障害などによってセカンダリポートで通信している時に,手動でプライマリポートに切り戻して通信したい場合などに設定します。

[入力形式]

set switchport-backup active { port <nif no.>/<port no.>
                             | channel-group-number <channel group> } [-f]

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

port <nif no.>/<port no.>

アクティブポートにするポートを指定します。値の指定範囲については,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

channel-group-number <channel group>

アクティブポートにするチャネルグループ番号を指定します。指定できるチャネルグループ番号の範囲は1〜32です。

-f

確認メッセージを出力しないで,アクティブポートに遷移させます。

本パラメータ省略時の動作

確認メッセージを出力します。

[実行例]

スタンバイポートをアクティブポートに遷移させます。

図32‒3 アクティブポートを遷移させるコマンドの実行例
> set switchport-backup active port 0/1
Are you sure to change the forwarding port to specified port? (y/n): y
>

[表示説明]

なし

[通信への影響]

通信するポートの切り替えに伴い,一時的に通信断となる場合があります。

[応答メッセージ]

表32‒4 set switchport-backup activeコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

Can't change, Because port is changing in an active port.

指定ポートまたはチャネルグループは,アクティブポートを切り替え中または切り戻し中です。

Can't change, Because port is down.

指定ポートまたはチャネルグループはダウンしています。

Can't execute.

コマンドを実行できません。再実行してください。

Connection failed to Uplink Redundant program.

アップリンク・リダンダントプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再実行してください。

No operational Port.

実行可能なポートまたはチャネルグループはありません。指定パラメータを確認して再実行してください。

Port is already active port.

指定ポートまたはチャネルグループはすでにアクティブポートです。

[注意事項]

アクティブポートにするポートがリンクアップしていることを確認して実行してください。