set gsrp master
バックアップ(隣接不明)状態をマスタ状態に遷移させます。
このコマンドは,バックアップ(隣接不明)状態のときだけ有効なコマンドです。
[入力形式]
set gsrp master <gsrp group id> vlan-group <vlan group id> [-f]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- <gsrp group id>
-
GSRPグループIDを指定します。
指定できるGSRPグループIDの範囲は,1〜65535です。
- <vlan group id>
-
確認メッセージを出力したあと,指定VLANグループIDの状態をマスタ状態に遷移させます。
指定できるVLANグループIDの値の範囲は,1〜64です。
- -f
-
確認メッセージを出力しないで,マスタ状態に遷移させます。
- 本パラメータ省略時の動作
-
確認メッセージを出力します。
[実行例]
> set gsrp master 10 vlan-group 8 Transit to Master. Are you sure? (y/n):y > set gsrp master 10 vlan-group 8 -f > |
[表示説明]
なし
[通信への影響]
通信不能状態から通信可能状態となります。
[応答メッセージ]
メッセージ |
内容 |
---|---|
Can't execute. |
コマンドを実行できません。再実行してください。 |
Connection failed to GSRP program. |
GSRPプログラムとの通信が失敗しました。 コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart gsrpコマンドでGSRPプログラムを再起動してください。 |
GSRP is not configured. |
GSRPが設定されていません。コンフィグレーションを確認してください。 |
Specified GSRP ID is not configured:<gsrp group id> |
指定GSRPグループIDは設定されていません。 <gsrp group id>:GSRPグループID |
Specified VLAN group ID is not configured:<vlan group id>. |
指定VLANグループIDは設定されていません。 <vlan group id>:VLANグループID |
Specified VLAN group is not no neighbor state. |
指定したVLANグループがバックアップ(隣接不明)状態ではありません。show gsrpコマンドでバックアップ(隣接不明)状態になっていることを確認してから,コマンドを再実行してください。 |
[注意事項]
対向装置の該当するVLANグループ状態がバックアップになっていることを確認したあとに実行してください。