運用コマンドレファレンス Vol.1


clear web-authentication auth-state

現在ログイン中(認証済み)のユーザを強制ログアウトします。

なお,同一ユーザIDで複数のログインをしている状態で,本コマンドでログアウトをする場合,同一ユーザIDを持つすべてのログインを強制的に解除します。また,MACアドレスを指定して特定のログインを解除することもできます。

[入力形式]

clear web-authentication auth-state { user {<user name> | -all } | mac-address <mac> } [-f]

[入力モード]

装置管理者モード

[パラメータ]

user { <user name> | -all }
<user name>

現在ログイン中(認証済み)のユーザを指定して一括強制ログアウトします。

文字数は1〜16文字で指定し,英数字,記号も使用できます。ただし,以下の文字は使用できません。

「!!」,半角スペース,全角文字,ダブルクォート「"」,アンパサンド「&」,波括弧「{」「}」,丸括弧「(」「)」,シングルクォート「'」,セミコロン「;」,ドル「$」,逆シングルクォート「‘」,バックスラッシュ文字「\」,先頭がシャープ「#」,パーセント「%」

-all

現在ログイン中(認証済み)の全ユーザを強制ログアウトします。

mac-address <mac>
<mac>

現在ログイン中(認証済み)のユーザが使用しているMACアドレスを指定して強制ログアウトします。

MACアドレスは,0000.0000.0000〜feff.ffff.ffffの範囲で指定します。ただし,マルチキャストMACアドレス(先頭バイトの最下位ビットが1のアドレス)は指定できません。

-f

確認メッセージを出力しないで,ユーザを強制ログアウトします。

本パラメータ省略時の動作

確認メッセージを出力します。

[実行例]

[表示説明]

なし

[通信への影響]

指定されたユーザの認証が解除されます。

[応答メッセージ]

表26‒23 clear web-authentication auth-stateコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

Can't execute.

コマンドを実行できません。再実行してください。

Connection failed to WA program.

Web認証プログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart web-authenticationコマンドでWeb認証プログラムを再起動してください。

Delete Error.

ユーザの削除に失敗しました。

The specified user is not login user.

指定されたユーザはログインユーザではありません。

WA is not configured.

Web認証機能が設定されていません。コンフィグレーションを確認してください。

[注意事項]

なし