運用コマンドレファレンス Vol.1


clear access-filter

show access-filterコマンドで表示するアクセスリストの,フィルタ条件に一致したパケット数(matched packetsが示す値)と,フィルタ条件に一致しないで廃棄したパケット数(implicitly denied packetsが示す値)を0クリアします。

[入力形式]

clear access-filter
clear access-filter <nif no.>/<port no.> 
             [ { <access list number> | <access list name> } ] [ { in | out } ]
clear access-filter interface vlan <vlan id> 
             [ { <access list number> | <access list name> } ] [ { in | out } ]

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

{ <nif no.>/<port no.> | interface vlan <vlan id> } [{ <access list number> | <access list name> }]
<nif no.>/<port no.>

指定したイーサネットインタフェースを対象として,統計情報を0クリアします。指定できる<nif no.>および<port no.>の値の範囲は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

interface vlan <vlan id>

指定したVLANインタフェースを対象として,統計情報を0クリアします。

<vlan id>にはinterface vlanコマンドで設定したVLAN IDを指定します。

{ <access list number> | <access list name> }

access list number:アクセスリスト番号

access list name:アクセスリスト名称

指定したインタフェースのうち,指定したアクセスリスト番号またはアクセスリスト名称を対象として,統計情報を0クリアします。

本パラメータ省略時の動作

  指定したインタフェースに適用したすべてのアクセスリストを対象として,統計情報を0クリアします。

本パラメータ省略時の動作

すべてのインタフェースを対象として,統計情報を0クリアします。

{ in | out }

in:Inbound(受信側の指定)

out:Outbound(送信側の指定)

指定したインタフェースの受信側または送信側を対象として,統計情報を0クリアします。

本パラメータ省略時の動作

指定したインタフェースの受信側と送信側の両方を対象として,統計情報を0クリアします。

[実行例]

図23‒8 標準IPv4アクセスリストの統計情報を0クリアした結果
> clear access-filter 0/7 12
Date 20XX/07/14 12:00:00 UTC
>

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表23‒3 clear access-filterコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

Can't execute.

コマンドを実行できません。再実行してください。

Illegal Port -- <port no.>.

指定ポート番号が不正です。指定パラメータを確認し,再実行してください。

<port no.> ポート番号

No configuration.

イーサネットインタフェースまたはVLANインタフェースにアクセスグループが設定されていません。指定パラメータやアクセスグループの設定を確認し再実行してください。

No such access-list.

指定されたアクセスリスト番号またはアクセスリスト名称のアクセスグループが設定されていません。指定パラメータを確認し再実行してください。

No such interface.

指定されたインタフェースが設定されていません。指定パラメータを確認し再実行してください。

[注意事項]

  1. 本コマンドを実行すると,axsAccessFilterStatsグループのMIB情報も0クリアされます。