運用コマンドレファレンス Vol.1


clear igmp-snooping

IGMP snoopingの情報をクリアします。

[入力形式]

clear igmp-snooping { all | group [ <vlan id list> ] | statistics 
                    [ <vlan id list> ] } [ -f ]

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

all

全情報をクリアします。

group

学習したMACアドレス情報(グループ情報)をクリアします。

<vlan id list>

指定VLAN ID(リスト形式)に関するIGMP snooping情報をクリアします。

<vlan id list>の指定方法については,「パラメータに指定できる値」を参照してください。ただし,このコマンドでデフォルトVLAN(VLAN ID=1)は指定できません。

本パラメータ省略時の動作

全VLANに関するIGMP snooping情報をクリアします。

statistics

統計情報をクリアします。

-f

クリア確認メッセージなしでクリアします。

本パラメータ省略時の動作

確認メッセージを出力します。

[実行例]

なし

[表示説明]

なし

[通信への影響]

clear igmp-snooping all,またはclear igmp-snooping groupを実行すると一時的にマルチキャスト通信が中断するので,コマンド実行時には注意する必要があります。

[応答メッセージ]

表22‒6 clear igmp-snoopingコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

<command name> connection failed to snoopd.

IGMP snooping/MLD snoopingプログラムが起動していないため,コマンドが失敗しました。IGMP snooping/MLD snoopingが有効になっているにもかかわらずこのメッセージが出る場合は,IGMP snooping/MLD snoopingプログラムの再起動を待って,コマンドを再実行してください。

<command name>:入力したコマンド名

<command name>IGMP snooping not active.

IGMP snoopingが動作していません。

<command name>:入力したコマンド名

No operational VLAN.

実行可能なVLANはありません。

Program error occurred: <error message>

プログラムエラーが発生しました。コマンドを再実行してください。

<error message>:

write(ソケット通信による書き込みエラー)

read(ソケット通信による読み込みエラー)

select(ソケット通信のselectのエラー)

[注意事項]

なし