clear mac-address-table
MACアドレス学習によりダイナミックに登録されたMACアドレステーブルの情報をクリアします。
[入力形式]
clear mac-address-table [ vlan <vlan id list> ] [ port <port list> ][channel-group-number <channel group list>][-f]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- vlan <vlan id list>
-
指定VLAN ID(リスト形式)のMACアドレステーブルの情報をクリアします。
<vlan id list>の指定方法については,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- [port <port list>] [channel-group-number <channel group list>]
-
指定ポートまたは指定チャネルグループに関するMACアドレステーブルの情報をクリアします。ポートとチャネルグループを同時に指定することもでき,その場合は指定したポートまたは指定したチャネルグループのどちらかに関するMACアドレステーブルの情報をクリアします。
- port <port list>
-
指定ポート(リスト形式)から学習したMACアドレステーブルの情報をクリアします。<port list>の指定方法および値の指定範囲については,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- channel-group-number <channel group list>
-
指定リンクアグリゲーションのチャネルグループ(リスト形式)から学習したMACアドレステーブルの情報をクリアします。<channel group list>の指定方法については,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- -f
-
クリア確認メッセージなしで,MACアドレステーブルの情報をクリアします。
- 本パラメータ省略時の動作
-
確認メッセージを出力します。
- 各パラメータ省略時の動作
-
本コマンドでは,パラメータを指定してその条件に該当するMACアドレステーブルの情報だけをクリアできます。パラメータを指定しない場合は,条件を限定しないでMACアドレステーブルの情報をクリアします。複数のパラメータを指定した場合は,それぞれの条件に同時に該当するMACアドレステーブルの情報をクリアします。
- すべてのパラメータ省略時の動作
-
すべてのダイナミックに学習したMACアドレステーブルの情報をクリアします。
[実行例]
>clear mac-address-table vlan 90 port 0/9 mac-address-table clear OK? (y/n): y > |
>clear mac-address-table vlan 100-200 -f > |
[表示説明]
なし
[通信への影響]
L2中継の場合,再度学習が完了するまでフレームがフラッディングされます。フラッディングによる影響が少ない時間帯に実施してください。
L3中継の場合,通信が一時的に途切れることがあります。
[応答メッセージ]
メッセージ |
内容 |
---|---|
Can't execute. |
コマンドを実行できません。再実行してください。 |
Command is accepted, but it takes time for setting to hardware. |
コマンドは実行されましたが,ハードウェアへの反映に時間が掛かっています(再実行は必要ありません)。 |
Connection failed to L2 Manager. |
L2Managerプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart vlanコマンドでL2Managerプログラムを再起動してください。 |
No operational Port. |
実行可能なポートはありません。指定パラメータを確認し再実行してください。 |
Specified VLAN is not configured. |
指定VLANは設定されていません。指定パラメータを確認し再実行してください。 |
[注意事項]
なし