運用コマンドレファレンス Vol.1


show ntp associations

接続されているNTPサーバの動作状態を表示します。

[入力形式]

show ntp associations

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

なし

[実行例]

図7‒1 NTPサーバの動作状態表示
> show ntp associations
Date 20XX/01/23 12:00:00 UTC
  remote         refid      st t when poll reach   delay   offset    disp
==============================================================================
*timesvr    192.168.1.100    3 u    1   64  377     0.89   -2.827    0.27
>

[表示説明]

表7‒2 show ntp associationsコマンドの表示内容

表示項目

意味

remote

タイムサーバホスト名を示します。なお,ローカルタイムサーバを設定している場合は"LOCAL(1)"と表示されます。

[ホスト名の先頭のコードの意味]

" ":動作確認できないまたは高ストラタム値のため無効としたホスト

"+":選択候補として残っているホスト

"#":選択された同期ホスト,ただし距離の上限値を超えています

"*":選択された同期ホスト

「その他の記号:テストの結果,無効としたホスト」

refid

同タイムサーバが同期している参照先ホスト

st

ホストのストラタム値

t

サーバ種別を示します

[サーバ種別の表示の意味]

"u":ユニキャストサーバであることを示します

"b":ブロードキャストサーバであることを示します

"l":ローカルサーバであることを示します

when

ホストと接続している場合は,ホストからの最後のパケットを受信してからの経過時間を示します。ホストと接続が切れた場合は,ホストが最後に同期した時刻からの経過時間を示します。なお,経過時間が0秒以下の場合は"-"を表示します。

[数字の末尾の表示の意味]

"m":分単位であることを示します(2049秒以上の場合)

"h":時間単位であることを示します(301分以上の場合)

"d":日単位であることを示します(97時間以上の場合)

数字だけが表示されていて末尾に表示がない場合,秒単位であることを示します

poll

ホストへのポーリング間隔を示します(単位:秒)

reach

到達可能性を8進数で示します

delay

同期しているサブネットの参照ソースでのトータルの往復の遅れ時間を示します(単位:ミリ秒)

offset

オフセット値を示します(単位:ミリ秒)

disp

同期しているサブネットの参照ソースでの揺らぎ値を示します(単位:ミリ秒)

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表7‒3 show ntp associationsコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

Connection refused

NTPサーバとの接続ができません。

No association ID's returned

タイムサーバが見つかりません。

ntp is not running

NTPが使用されていません。

[注意事項]

なし