zmodem
本装置とRS232Cで接続されているコンソールとの間でファイル転送をします。
[入力形式]
zmodem get zmodem put <file name>
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- get
-
コンソールから本装置へファイルを転送します。
- put <file name>
-
本装置からコンソールへファイル<file name>を転送します。
[実行例]
以下に,通信ソフトとしてTera Term Pro(Version 2.3)を使用した例を示します。
-
本装置からコンソールへファイル名/config/system.cnfのファイルを転送します。
次のコマンドを実行したあと,コンソールのTera Term Pro(Version 2.3)で「ファイル」−「転送」−「ZMODEM」−「受信」を選択するとファイルの転送が始まります。
zmodem put /config/system.cnf
-
コンソールから本装置へファイル名backup.cnfのファイルを転送します。
zmodem get
コマンド入力後,コンソールのTera Term Pro(Version 2.3)で「ファイル」−「転送」−「ZMODEM」−「送信」を選択します。次にファイルの送信ウィンドウで「ファイル名」にbackup.cnfを入力します。「開く」ボタンを押すと,ファイルの転送が始まります。
[表示説明]
なし
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
メッセージ |
内容 |
---|---|
<file name>: No such file. |
転送するファイルfile nameが見つかりません。 <file name> ファイル名 |
Execute only console machine. |
本コマンドはコンソールからだけ実行できます。リモート運用端末からは実行できません。 |
Receive skipped : <file name> (already exists) |
すでに同名のファイルが存在するため受信を中断しました。 <file name> ファイル名 |
Receive skipped : <file name> (permission denied) |
ファイルまたはディレクトリに,実行したユーザに対する書き込み権限がないため受信を中断しました。 <file name> ファイル名 |
ttyname error. |
端末種別が認識できません。 |
[注意事項]
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本コマンドはコンソールからだけ実行できます。リモート運用端末からは実行できません。
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本コマンド実行中にケーブル障害などでファイル転送が中断された場合,以下に示す監視時間でエラーとなります。
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zmodem get時1分間の転送中断でコマンド入力待ちとなります。
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zmodem put時1分間の転送中断でコマンド入力待ちとなります。
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ファイル転送実行時に画面に制御コードが表示されますが,動作上支障はありません。無視してください。また画面に表示される文字は,特に意味はありません。
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zmodemによるファイル転送は以下の通信条件で可能です。
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キャラクタ長=8ビット
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通信速度=9600bit/s,4800bit/s,2400bit/s
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ストップビット長=1ビット/2ビット
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パリティ=なし
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