メッセージ・ログレファレンス


2.10.6 2110XXXX-2120XXXX

ここでは,メッセージ識別子の上位4桁が2110から2120の運用メッセージを示します。

表2‒22 イベント発生部位VLANの運用メッセージ(2110XXXX-)

メッセージ

識別子

イベント

レベル

メッセージテキスト

内容と対応

21100001

E3

IGMP snooping: IGMP querier changed on VLAN <vlan id> - lost IGMP querier address <ipv4 address>.

VLAN <vlan id>上のIGMPクエリア<ipv4 address>からの広告(IGMPQuery)がなくなったため,IGMPクエリア情報を削除しました。IPv4マルチキャストグループメンバー(受信ホスト)の有無を正しく確認できないため,IPv4マルチキャストデータ中継が正しく行われません。

<vlan id> VLAN ID

<ipv4 address> IPv4アドレス

[対応]

  1. IGMPクエリア<ipv4 address>との接続を確認してください。

  2. メッセージ識別子が21100002であるIGMPクエリア変更メッセージが出力されているか確認してください。

  3. IGMPクエリアとの接続が確認できない場合は,コンフィグレーションコマンドip igmp snooping querierを実行して本装置のIGMPクエリア機能を有効にしてください。

21100002

E3

IGMP snooping: IGMP querier changed on VLAN <vlan id> - new IGMP querier address <ipv4 address>.

VLAN <vlan id>上に新たなIGMPクエリアを確認したため,IGMPクエリアを<ipv4 address>に変更しました。

<vlan id> VLAN ID

<ipv4 address> IPv4アドレス

[対応]

なし。

21100003

E3

IGMP snooping: IPv4 address not defined on VLAN <vlan id>,IGMP querier function stopped.

VLAN <vlan id>上のIGMPクエリアはIPv4アドレスが設定されていないため停止しています。

<vlan id> VLAN ID

[対応]

  1. 該当VLANにIPv4アドレスを設定してください。

  2. show igmp-snoopingコマンドを使用し,該当VLANに設定したIPv4アドレスが表示されるか確認してください。

21100004

E3

IGMP snooping:The number of the IGMP snooping entry exceeded the capacity of this system.

IGMP snoopingで使用している学習エントリ数が装置の収容条件を超えています。

[対応]

収容条件を超えているので,エントリ数を削減できるようシステム構成や設定を見直してください。

21100005

E4

The IGMP snooping entry can't be registered at hardware tables(VLAN:<vlan id> MAC address:<mac address>).

IGMP snoopingエントリがハードウェアテーブルに設定できませんでした。

<vlan id> VLAN ID

<mac address> MACアドレス

[対応]

システム構成を見直してください。

ただし,ハードウェアの仕様によって収容条件の最大数まで設定できない場合があります。

21200001

E3

MLD snooping: MLD querier changed on VLAN <vlan id> - lost MLD querier address <ipv6 address>.

VLAN <vlan id>上のMLDクエリア<ipv6 address>からの広告(MLD Query)がなくなったため,MLDクエリア情報を削除しました。IPv6マルチキャストグループリスナ(受信ホスト)の有無を正しく確認できないため,IPv6マルチキャストデータ中継が正しく行われません。

<vlan id> VLAN ID

<ipv6 address> IPv6アドレス

[対応]

  1. MLDクエリア<ipv6 address>との接続を確認してください。

  2. メッセージ識別子が21200002であるMLDクエリア変更メッセージが出力されているか確認してください。

  3. MLDクエリアとの接続が確認できない場合は,コンフィグレーションコマンドipv6 mld snooping querierを実行して本装置のMLDクエリア機能を有効にしてください。

21200002

E3

MLD snooping: MLD querier changed on VLAN <vlan id> - new MLD querier address <ipv6 address>.

VLAN <vlan id>上に新たなMLDクエリアを確認したため,MLDクエリアを<ipv6 address>に変更しました。

<vlan id> VLAN ID

<ipv6 address> IPv6アドレス

[対応]

なし。

21200003

E3

MLD snooping: IPv6 address not defined on VLAN <vlan id>, MLD querier function stopped.

VLAN <vlan id>上のMLDクエリアはIPv6アドレスが設定されていないため停止しています。

<vlan id> VLAN ID

[対応]

  1. 該当VLANにIPv6アドレスを設定してください。

  2. show mld-snoopingコマンドを使用し,該当VLANに設定したIPv6アドレスが表示されるか確認ください。

21200004

E3

MLD snooping:The number of the MLD snooping entry exceeded the capacity of this system.

MLD snoopingで使用している学習エントリ数が装置の収容条件を超えています。

[対応]

収容条件を超えているので,エントリ数を削減できるようシステム構成や設定を見直してください。

21200005

E4

The MLD snooping entry can't be registered at hardware tables(VLAN:<vlan id> MAC address:<mac address>).

MLD snoopingエントリがハードウェアテーブルに設定できませんでした。

<vlan id> VLAN ID

<mac address> MACアドレス

[対応]

システム構成を見直してください。

ただし,ハードウェアの仕様によって収容条件の最大数まで設定できない場合があります。