コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


area range【OS-L3A】

エリア内のネットワークを指定します。最大1024個のネットワークを指定できます。

エリア境界ルータで,経路集約する場合に使用します。このコマンドは,エリア間を伝搬する経路情報量を削減するのに有効です。

[入力形式]

情報の設定・変更

area <Area-ID> range <IPv6-prefix>/<PrefixLen> [{advertise | not-advertise}]

情報の削除

no area <Area-ID> range <IPv6-prefix>/<PrefixLen>

エリアの削除(stub,virtual-link,rangeのすべてを削除します)

no area <Area-ID>

[入力モード]

(config-rtr)

[パラメータ]

<Area-ID>

本装置が属するエリアを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    0〜4294967295(10進数),またはIPv4アドレスを指定します。

<IPv6-prefix>

IPv6プレフィックスを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    IPv6プレフィックスを指定します。

    注 <IPv6-Prefix>の<PrefixLen>で指定した以降のビットは0にしてください。

<PrefixLen>

プレフィックス長を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜64,128(10進数)を指定します。

{advertise | not-advertise}

エリア間経路を広告するかしないかを指定します。指定したIPv6プレフィックスとプレフィックス長で示されるネットワークで包含される範囲に一致する経路情報は,エリア間経路としてほかのエリアに広告しません。その代わりに,指定した範囲をエリア間経路としてほかのエリアに広告します。ただし,not-advertiseを指定した場合,何も広告しません。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    advertise(エリア間経路としてほかのエリアに広告します)。

  2. 値の設定範囲

    advertiseまたはnot-advertiseを指定します。

[コマンド省略時の動作]

エリア間で,個々のネットワークを集約しないで広告します。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

なし

[関連コマンド]

なし