コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


ip igmp group-limit

IGMPインタフェース単位で参加できる最大グループ数を設定します。

グローバルコンフィグレーションモードで本コマンドを設定した場合,すべてのIGMPインタフェースに適用します。ただし,config-ifモードでIGMPインタフェースに本コマンドが設定されている場合は,IGMPインタフェースの設定を優先します。

[入力形式]

情報の設定・変更

ip igmp group-limit <number>

情報の削除

no ip igmp group-limit

[入力モード]

(config)
(config-if)

[パラメータ]

<number>

IGMPインタフェース単位で参加できる最大グループ数を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    0〜256

[コマンド省略時の動作]

グループ参加に対し,IGMPインタフェース単位で参加できる最大グループ数を制限しません。ただし,収容条件に記述している範囲内で運用してください。

収容条件については,「コンフィグレーションガイド Vol.1」 「3.2 収容条件」を参照してください。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに反映されます。

[注意事項]

  1. 本コマンドで指定した値は,インタフェースごとに参加できるグループ数の制限を設定するものであり,指定値まで動作保証するものではありません。

  2. コンフィグレーション変更によって,現管理グループ数が本コマンドの設定値を超えた場合,参加済みのグループは,グループ離脱するまでは維持されます。この状態で一度グループ離脱すると,該当するインタフェースの管理するグループ数が本コマンド値以下になるまで,再度参加できません。

  3. 本機能は,コンフィグレーション変更(静的グループ追加)によるグループ参加に対しては制限しません。ただし,静的グループ数もグループ数としてカウントするため,静的グループ追加によって制限値を超えた場合,ホストからの新規グループ参加は制限されます。

[関連コマンド]

ip pim sparse-mode