コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


bgp router-id【OS-L3A】

BGPが使用する本装置のルータ識別子を設定します。

本コマンドはBGP4とBGP4+で共通です。

[入力形式]

情報の設定・変更

bgp router-id <IPv4-Address>

情報の削除

no bgp router-id

[入力モード]

(config-router)

[パラメータ]

<IPv4-Address>

ルータ識別子(IPv4アドレス)を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    0.0.0.0以外のIPv4アドレスを指定します。

[コマンド省略時の動作]

ループバックインタフェースに割り当てられたIPv4アドレスを採用します。ループバックインタフェースに割り当てられたIPv4アドレスがない場合,インタフェースに割り当てられた最も大きいIPv4アドレスを採用します。

[通信への影響]

本コマンドでルータ識別子を変更した場合,すべてのBGPセッションがいったん切断するため,経路を再学習するまでの間,通信が停止します。

[設定値の反映契機]

本コマンドの設定時に反映されます。

[注意事項]

  1. 次のすべての条件に一致する場合,BGPが動作しません。

    • 本コマンドによる自ルータ識別子の設定がない

    • ループバックインタフェースにIPv4アドレスが設定されていない

    • IPv4アドレスが設定されているインタフェースがない

  2. 自ルータ識別子として,ループバックインタフェースのIPv4アドレスまたはインタフェースのIPv4アドレスを採用している状態で,該当インタフェースのIPv4アドレスを変更した場合,次のどれかの契機でBGPの動作に反映されます。

    • 本装置の再起動

    • IPユニキャストルーティングプログラムの再起動

    • disable(BGP4)コマンドの削除

  3. 本コマンド設定を追加,変更,または削除した場合,全ピアとのBGPセッションをいったん切断します。

[関連コマンド]

interface

bgp cluster-id