コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


area default-cost【OS-L3A】

エリア境界ルータが,スタブエリアまたはNSSAに広告するデフォルトルートのコスト値を指定します。なお,NSSAでは,デフォルトルート広告に使用されるLSAは,コンフィグレーションの設定内容によって異なります。本コマンドは,エリア間経路情報(Type3 LSA)での広告に対して有効です。

[入力形式]

情報の設定・変更

area <Area-ID> default-cost <Cost>

情報の削除

no area <Area-ID> default-cost

エリアの削除(authentication,stub,nssa,virtual-link,rangeのすべてを削除します)

no area <Area-ID>

[入力モード]

(config-router)

[パラメータ]

<Area-ID>

スタブエリアまたはNSSAのエリアIDを指定します。それ以外のエリアを指定した場合,本コマンドは無効です。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜4294967295(10進数),またはIPv4アドレス(0.0.0.0を除く)を指定します。

<Cost>

コスト値を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜65535(10進数)を指定します。

[コマンド省略時の動作]

初期値を1とします。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

なし

[関連コマンド]

area nssa

area stub