コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


ip rip authentication key

RIPバージョン2パケットの認証方式および認証キーを指定します。本コマンドはconfig-ifモードでip rip version 2,またはconfig-routerモードでversion 2が指定されているときに有効になります。それ以外の場合では無効となります。

[入力形式]

情報の設定・変更

ip rip authentication key <key id> {text | md5} <key>

情報の削除

no ip rip authentication key <key id>

[入力モード]

(config-if)

[パラメータ]

<key id>

キー識別子を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    0〜255(10進数)を指定します。

{text | md5}

認証方式を指定します。

text

認証方式として,平文パスワード認証方式を指定します。

md5

認証方式として,暗号認証方式(Keyed-MD5)を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    textまたはmd5

<key>

認証キーを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜16文字の文字列を指定します。

    ただし,次の文字は使用できません。

    エクスクラメーション(!),ダブルクォート("),シャープ(#),ドル($),セミコロン(;),逆シングルクォート(`),大カッコ始め({),大カッコ終わり(}),スペース文字,山カッコ始め(<),山カッコ終わり(>),バックスラッシュ文字(\),シングルクォート('),丸カッコ始め((),丸カッコ終わり()),パイプ(|),アンパサンド(&)

[コマンド省略時の動作]

認証をしません。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. 認証キーは,同一ネットワーク内の全ルータで単一のものを使用してください。新しい認証キーに移行するための設定変更中を除き,通常は,複数の認証キーの設定を残さないようにしてください。

[関連コマンド]

ip rip version

version