コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


arp

スタティックARPテーブルを作成します。ARPをサポートしていない製品が接続されている場合,IPv4アドレスと物理アドレスの変換ができないため,あらかじめスタティックARPテーブルを作成しておく必要があります。

[入力形式]

情報の設定・変更

arp <ip address> interface vlan <vlan id> <mac address>

情報の削除

no arp <ip address> [interface vlan <vlan id>]

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<ip address>

ネクストホップIPv4アドレスを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

interface vlan <vlan id>

VLAN IDを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    情報の設定・変更時

     省略できません

    情報の削除時

     同じネクストホップIPv4アドレスのスタティックARPが複数ある場合は省略できません。

  2. 値の設定範囲

    <vlan id>にはinterface vlanコマンドで設定したVLAN IDを指定します。

<mac address>

接続先MACアドレス(キャノニカル・フォーマット)を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    0000.0000.0000〜ffff.ffff.ffff

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. スタティックARPを設定する場合は,同時に接続先MACアドレスをスタティックMACアドレスで設定してください。設定しない場合は,ソフトウェア処理でIP中継することがあります。

[関連コマンド]

なし