コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


monitor session

ポートミラーリング機能を設定します。

[入力形式]

情報の設定・変更

monitor session <session no.> source interface <interface id list> [{rx | tx | both}] destination interface <interface type> <interface number>

情報の変更

monitor session <session no.> { source interface add <interface id list> | source interface remove <interface id list> }

情報の削除

no monitor session <session no.>

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<session no.>

ポートミラーリングセッションの番号を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜4

source interface <interface id list>

ポートミラーリングのモニターポートをリスト形式で指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    パラメータに指定できる値」を参照してください。

source interface add <interface id list>

ポートミラーリングのモニターポートをリストに追加します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    パラメータに指定できる値」を参照してください。

source interface remove <interface id list>

ポートミラーリングのモニターポートをリストから削除します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    パラメータに指定できる値」を参照してください。

{rx | tx | both}

ポートミラーリングするトラフィックの方向を指定します。

rx

受信フレームをミラーリングします。

tx

送信フレームをミラーリングします。

both

送受信フレームをミラーリングします。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    both

  2. 値の設定範囲

    次の表を参照してください。

    表40‒1 ポートミラー対象トラフィックの設定範囲

    セッション番号

    設定範囲

    備考

    1

    rx,tx,both

    省略時はbothになります

    2〜4

    rx

    必ずrxを指定してください

destination interface <interface type> <interface number>

ポートミラーリングのミラーポートを指定します。レイヤ2情報を設定したポートは指定できません。

<interface type> <interface number>

ミラーポートを設定するインタフェースを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    <interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。

    ・イーサネットインタフェース

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

運用中の回線をミラーポートに指定した場合,その回線で通信できなくなります。モニターポートに指定した場合は通信に影響しません。

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. すでにモニターポートとして設定しているポートを,モニターポートまたはミラーポートに設定できません。

  2. 複数のモニターポートに対して一つのミラーポートを設定できます。一つのモニターポートに対して複数のミラーポートを設定できません。

  3. ポートミラーリングでコピーしたフレームの量が回線帯域を超えた場合,そのフレームは廃棄されます。

  4. ミラーポートに設定したポートでは,通常のフレーム送受信はできません。

  5. レイヤ2情報を設定したポートをミラーポートに設定することはできません。すでにレイヤ2情報を設定済みのポートをミラーポートとして使用する場合は,該当インタフェースのレイヤ2情報を削除してからミラーポートに設定してください。

  6. セッション番号1には,ミラーリングの対象に受信フレーム,送信フレーム,または送受信フレームの設定ができます。セッション番号2から4には,受信フレームのミラーリングだけが設定できます。

[関連コマンド]

なし