コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


logging host

ログ情報の出力先を設定します。本コマンドでは最大20エントリの設定ができます。

[入力形式]

情報の設定

logging host { <host name> | <ip address> | <ipv6 address> } [no-date-info]

情報の削除

no logging host { <host name> | <ip address> | <ipv6 address> }

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

{ <host name> | <ip address> | <ipv6 address> }

ログ出力先のホスト名,IPv4アドレス,またはIPv6アドレスを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    <host name>

     ホスト名を64文字以内で指定します。使用できる文字については,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

    <ip address>

     IPv4アドレスをドット記法で指定します。

    <ipv6 address>

     IPv6アドレスをコロン記法で指定します。

no-date-info

ログ情報から時刻を除いた部分を送信します。

ログ種別がEVTまたはERRの場合は,時刻,メッセージ識別子,付加情報を除いた部分を送信します。

ログ情報のフォーマットについては,「メッセージ・ログレファレンス」 「1.2.2 運用ログのフォーマット」を参照してください。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    すべてのログ情報を送信します。

  2. 値の設定範囲

    なし

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. syslog機能を使用するためには,出力先ホスト側でsyslogデーモンプログラムが動作していて,かつ本装置からのsyslog情報を受け取れるように設定されている必要があります。

  2. ループバックインタフェースにIPアドレスが設定されている場合,syslog情報の送信元IPアドレスとしてそのIPアドレスを使用します。

  3. ホスト名としてlocalhostは指定できません。

  4. ホスト名は大文字と小文字を区別しません。

  5. IPv4アドレスとして127.*.*.*を設定できません。

  6. IPv4アドレスとしてクラスDおよびクラスEのアドレスを設定できません。

  7. IPv6アドレスとしては,グローバルアドレスおよびサイトローカルアドレスが指定できます。

  8. 一度に大量のログ情報が発生した場合,syslog情報に抜けが発生することがあります。

  9. no-date-infoを指定した場合でも,装置内に保存されるログ情報には時刻情報は残ります。

  10. no-date-infoを指定すると,ログ出力先に送信するメッセージ内の時刻は除かれますが,ログ出力機能自体が時刻をヘッダとして追加するため,ログ出力先ではログ情報の送信日時がメッセージとして表示されます。

[関連コマンド]

ip host

ipv6 host

hostname

ip domain name

ip name-server

ip domain lookup