コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


vrrp preempt

仮想ルータの自動切り戻しを設定します。自動切り戻しが有効の場合,自ルータよりも低い優先度を持ったマスタルータを検出すると,自ルータが自動的にマスタルータになります。

[入力形式]

情報の設定

no vrrp <vrid> preempt

情報の削除

vrrp <vrid> preempt

[入力モード]

(config-if)

[パラメータ]

<vrid>

仮想ルータのIDを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜255

[コマンド省略時の動作]

自動切り戻しを有効とします。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. swap vrrpコマンドが自動切り戻し抑止設定時に投入された場合は,コマンドを優先して切り戻しを行います。

  2. 自ルータがマスタルータのダウンを検出したときは,自動切り戻しの設定にかかわらずマスタルータになります。

[関連コマンド]

なし