コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


track ip route

障害監視インタフェースでVRRPポーリングを行う場合の,VRRPポーリング宛先を設定します。

[入力形式]

情報の設定・変更

track <track number> ip route {<ip address> | <ipv6 address>} reachability

情報の削除

no track <track number> ip route [{<ip address> | <ipv6 address>} reachability]

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<track number>

設定を保存するtrack番号を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜255

{<ip address> | <ipv6 address>} reachability

VRRPポーリングをする宛先のIPv4アドレスまたはIPv6アドレスを指定します。本コマンドを指定するtrackは,track interfaceコマンドでip routingオプションを指定する必要があります。宛先IPアドレスまでの経路に関する問題は,ルーティングプロトコルによって解決してください。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    IPv4アドレスおよびreachability,またはIPv6アドレスおよびreachablilty

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. 本コマンドによる設定は,track interfaceコマンドでip routingを指定したtrackに対してだけ有効です。

  2. VRRPポーリング宛先IPアドレスは,track interfaceコマンドで指定したVLANのIPアドレスと同一アドレスファミリで設定してください。

  3. VRRPポーリングの宛先アドレスのアドレスファミリを変更する場合は,コンフィグレーションを一度削除してから再設定してください。

[関連コマンド]

ip address

track interface

vrrp ip

vrrp track