コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


fense vlan【OP-VAA】

認証済みVLANのVLAN IDおよびサブネットを指定します。

[入力形式]

情報の設定・変更

fense <vaa id> vlan <vlan id> <subnet address> <subnet mask>

情報の削除

no fense <vaa id> vlan <vlan id> <subnet address> <subnet mask>

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<vaa id>

認証VLANシステムで,本装置がVLANAccessControllerへの接続を一意にするための番号を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜10

<vlan id>

認証済みVLANのVLAN IDを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    MAC VLANで設定したVLAN IDを指定してください。

<subnet address>

認証済みVLANのサブネットアドレスをドット記法で指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    認証済みVLANのサブネットアドレスをドット記法で指定します。

<subnet mask>

認証済みVLANのサブネットマスクを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    128.0.0.0〜255.255.255.255

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

本コマンドによって認証済みVLANを追加または削除した場合,VLANaccessAgentと認証サーバとの接続がいったん切断され再度接続されますが,認証済みクライアントの通信には影響はありません。

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

ただし,次の条件を満たす場合,VLANaccessAgentを起動し認証サーバへの接続を開始します。

[注意事項]

  1. VLAN IDに対応するVLANに対してMAC VLANが設定されている必要があります。

  2. <vaa id>を通して,VLAN IDに対して設定されているサブネットと異なるサブネットを同一のVLAN IDに対して設定することはできません。

  3. <vaa id>を通して装置内にfense vlanコマンドとして設定できる上限は4093個です。なお,複数の<vaa id>に同一のVLAN IDを設定した場合,それぞれを1個とカウントします。

  4. IEEE802.1Xのdot1x system-auth-controlコマンドが設定されている場合,本コマンドは設定できません。

  5. 本コマンドで認証VLANシステムのネットワーク構成を変更した場合,必ず認証サーバの各機能の再起動を行い,さらに,本装置の認証VLANの再起動を行ってください。

[関連コマンド]

fense vaa-name

fense server