コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


traffic-shape rate

インタフェース(物理ポート)にポート帯域制御を設定し,送信帯域を指定した帯域に制限します。

[入力形式]

情報の設定・変更

traffic-shape rate { <kbit/s> | <Mbit/s>M | <Gbit/s>G } [ <kbyte> ]

情報の削除

no traffic-shape rate

[入力モード]

(config-if)

[パラメータ]

rate { <kbit/s> | <Mbit/s>M | <Gbit/s>G }

ポート帯域制御を使用します。本機能を使用することで,回線全体の送信帯域を指定した帯域に制限します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    次の表に示します。

    値の単位にはk(省略),M,Gが指定できます。

    設定帯域は回線速度以下になるように設定してください。

    表20‒19 ポート帯域制御の設定範囲

    設定単位※1

    設定範囲

    刻み値

    Gbit/s

    1G〜10G

    1Gbit/s

    Mbit/s

    1M〜10000M

    1Mbit/s

    kbit/s

    1000〜10000000

    100kbit/s※2

    64〜960

    64kbit/s※3

    注※1 1G,1M,1kはそれぞれ1000000000,1000000,1000として扱います。

    注※2 設定値が1000k以上の場合,100k刻みで指定します(1000,1100,1200,…,10000000)。

    注※3 設定値が1000k未満の場合,64k刻みで指定します(64,128,192,…,960)。

<kbyte>

ポート帯域制御のバーストサイズ(バーストトラフィックに対する耐性)をキロバイト数で設定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    32

  2. 値の設定範囲

    4,8,16,32

[コマンド省略時の動作]

送信帯域に制限をかけません。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. 回線状態が半二重の場合,ポート帯域制御は動作しません。

  2. ポート帯域制御の設定帯域が回線速度を超えた場合,ポート帯域制御は動作しません。

[関連コマンド]

interface gigabitethernet

interface tengigabitethernet