コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


spanning-tree vlan port-priority

PVST+の該当ポートの優先度を設定します。

[入力形式]

情報の設定・変更

spanning-tree vlan <vlan id list> port-priority <priority>

情報の削除

no spanning-tree vlan <vlan id list> port-priority

[入力モード]

(config-if)

[パラメータ]

<vlan id list>

設定したVLANのPVST+の設定を開始します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    <vlan id list>の指定方法,また,値の設定範囲については「パラメータに指定できる値」を参照してください。

<priority>

ポートの優先度を設定します。16の倍数をポート優先度として使用します。値が小さいほど優先度が高くなります。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    0〜240

  3. 本パラメータ使用時の注意事項

    ポート優先度が変わることによって,トポロジ変更が発生する場合があります。

[コマンド省略時の動作]

spanning-tree port-priorityコマンドの設定に従います。spanning-tree port-priorityコマンドの設定がない場合は,ポート優先度を128として動作します。

Ring Protocolとの共存時に設定する仮想リンクには,0を適用します。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. interface rangeコマンドで情報を設定する場合は,<vlan id list>は指定できません。

  2. Ring Protocolとの共存時に設定する仮想リンクには適用しません。

[関連コマンド]

spanning-tree port-priority