20.2.5 複数のIPv6 DHCPリレーを経由する
- [設定のポイント]
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ipv6 dhcp relay destinationコマンドで,転送先のIPv6アドレスを指定します。
図20‒5 複数のIPv6 DHCPリレーを経由する構成
[コマンドによる設定]
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本装置A側の設定
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(config)# no service ipv6 dhcp
あらかじめIPv6 DHCPサーバを未使用状態に設定します。
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(config)# service ipv6 dhcp relay
IPv6 DHCPリレーを使用状態に設定します。
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(config)# interface vlan 2
(config-if)# ipv6 dhcp relay destination 3ffe:100::2
転送先として3ffe:100::2を設定します。
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(config-if)# ipv6 dhcp relay hop-limit 0
(config-if)# exit
最大ホップ数を0に設定します。
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(config)# ipv6 dhcp relay static-route-setting
本装置に外部からプレフィックス配布先への経路自動設定機能を有効にします。ただし,対象プレフィックスの配布が完了するまで経路は設定されません。
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本装置B側の設定
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(config)# no service ipv6 dhcp
あらかじめIPv6 DHCPサーバを未使用状態に設定します。
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(config)# service ipv6 dhcp relay
IPv6 DHCPリレーを使用状態に設定します。
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(config)# interface vlan 3
(config-if)# ipv6 dhcp relay destination 3ffe:200::2 3ffe:300::2
転送先として3ffe:200::2,3ffe:300::2を設定します。
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(config-if)# ipv6 dhcp relay hop-limit 1
(config-if)# exit
最大ホップ数を1に設定します。