コンフィグレーションガイド Vol.3


6.2.2 クライアントにIPを配布する設定

[設定のポイント]

DHCPクライアントへ割り当てをしたくないIPアドレスを割り当て除外アドレスに設定します。また,DHCPクライアントに対してIPアドレスを動的に配布するためのDHCPアドレスプールを設定します。

図6‒1 クライアント−サーバ構成(動的IPアドレス配布時)

[図データ]

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface vlan 10

    (config-if)# ip address 10.1.11.1 255.255.255.0

    (config-if)# exit

    あらかじめVLANインタフェースとIPアドレスを設定しておきます。

  2. (config)# service dhcp vlan 10

    DHCPサーバを有効にするVLANインタフェース名称を指定します。

  3. (config)# ip dhcp excluded-address 10.1.11.1 10.1.11.120

    DHCPサーバがDHCPクライアントに割り当てから除外するIPアドレスを設定します。

  4. (config)# ip dhcp pool Group1

    DHCPアドレスプールを設定します。

    DHCPコンフィグレーションモードへ移行します。

  5. (dhcp-config)# network 10.1.11.0 255.255.255.0

    DHCPアドレスプールのネットワークアドレスを設定します。

  6. (dhcp-config)# lease 0 0 20

    DHCPアドレスプールのデフォルトリース時間に20分を設定します。

  7. (dhcp-config)# default-router 10.1.11.1

    サブネット上にあるルータのIPアドレスを設定します。