6.1.4 IPアドレスの二重配布防止
本装置のDHCPサーバのサービス(DHCPクライアントにアドレスを割り当てた状態)中に本装置が再起動した場合,本装置上にあるDHCPアドレスプールはすべて「空き状態」になります。しかし,そのあと本装置がIPアドレスを割り当てる際,事前に割り当てたIPアドレスに対してICMPエコー要求パケットを送出し,その応答パケットの有無によってすでに使用しているクライアントがいないかを確認し,IPアドレスの二重割り当てを防止します。同時に,以前IPアドレスを割り当てたクライアントに対しては同じIPアドレスを割り当てようとするため,クライアントの通信には影響を与えません。
また,ICMPエコー要求パケットの応答が返ってきた(ネットワーク上の端末がすでにそのIPアドレスを使っている)場合,show ip dhcp conflictコマンドの実行結果画面に衝突アドレス検出として表示します。