コンフィグレーションガイド Vol.3


5.1.3 中継時の設定内容

DHCP/BOOTPリレーエージェント機能がDHCP/BOOTPパケットを中継するときの設定内容を次の表に示します。

表5‒3 DHCP/BOOTP中継時の設定内容

パケットヘッダ

フィールド

設定条件

条件を満たす場合に設定する内容

クライアント→

サーバ

サーバ→

クライアント

DHCP/BOOTPヘッダリレーエージェントアドレス

0.0.0.0の時

  • 受信インタフェースにマルチホームの設定がない場合,受信インタフェースのIPアドレスを設定します。

  • 受信インタフェースにマルチホームの設定がある場合,運用コマンドのshow dhcp giaddrコマンドで表示されるIPアドレスを設定します。

DHCP/BOOTPヘッダブロードキャストフラグ

1のとき

宛先IPアドレスを制限付きブロードキャストに設定します。

0のとき

宛先IPアドレスをクライアントIPアドレスに設定します。

宛先MACアドレスをクライアントハードウェアアドレスに設定します。

DHCP/BOOTPヘッダBOOTP REQUEST HOPS

DHCP/BOOTP REQUESTパケットをDHCP/BOOTPサーバへ中継するとき

1増加させます。

IPヘッダ送信元アドレス

DHCP/BOOTP REQUESTパケットをDHCP/BOOTPサーバへ中継するとき

送信インタフェースのIPアドレスを設定します。

DHCP/BOOTP REPLYパケットをクライアントへ中継するとき

送信インタフェースのIPアドレスを設定します。

IPヘッダ宛先アドレス

制限付きブロードキャストのとき

ヘルパーアドレスを設定します。

(凡例) −:該当しない

注※ 

IPブロードキャストアドレスで,255.255.255.255または0.0.0.0の形式を持つIPアドレスを示します。