コンフィグレーションガイド Vol.2


17.1.9 装置起動時のアクティブポート固定機能

装置起動時のアクティブポート固定機能は,本装置の起動時に,必ずプライマリポートから通信を開始したい場合に利用します。この機能を有効にした装置は,起動時にセカンダリポートがリンクアップしていても,プライマリポートがリンクアップするまではアップリンクポートでの通信をしません。

プライマリポートで通信を開始したあとは,通常と同じ動作となり,プライマリポートでの障害発生,または運用コマンドの実行によって,セカンダリポートでの通信に切り替わります。装置起動時にプライマリポート側の上位スイッチが故障しているなど,プライマリポートがリンクアップしない状態の場合には,運用コマンドの実行によって,セカンダリポートで通信を開始できます。

装置起動時のアクティブポート固定機能有効時の動作を次の図に示します。

図17‒6 装置起動時のアクティブポート固定機能有効時の動作

[図データ]