17.1.4 切り替え・切り戻し動作
切り替え・切り戻しとは,通信を行っているポートを変更する動作です。切り替え・切り戻しは,アクティブポートの変更先ポートがスタンバイポートとなっている場合に,次の契機で動作します。
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アクティブポートに障害が発生する
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自動切り戻し機能の待ち時間が経過する
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アクティブポートを変更する運用コマンドを実行する
切り替え・切り戻し動作と同時に,通信を行っていたポートで学習していたMACアドレスをすべてクリアして,新しくアクティブポートになったポートで通信を行います。フラッシュ制御フレームまたはMACアドレスアップデートフレームを送信する設定をしている場合は,切り替え・切り戻しと同時に新しくアクティブポートになったポートからフラッシュ制御フレームまたはMACアドレスアップデートフレームを送信します。
切り替え動作を次の図に示します。
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