コンフィグレーションガイド Vol.2


16.2.4 仮想ルータへのIPv6アドレス設定

[設定のポイント]

仮想ルータへ仮想IPv6アドレスを設定します。仮想ルータへ仮想IPv6アドレスを設定することで,仮想ルータは動作を開始します。仮想ルータへ設定できるIPv6アドレスは一つだけです。

仮想ルータに設定するIPアドレスと仮想ルータを設定するVLANのIPアドレスが同一の場合,仮想ルータはIPアドレス所有者となり,優先度が255(固定)となります。

仮想IPアドレスを設定する仮想ルータIDは,同一IPサブネットワーク内でユニークとなるように設定してください。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface vlan 50

    (config-if)# ipv6 enable

    (config-if)# ipv6 address 2001:100::1/64

    例えば,VLAN 50に仮想ルータを設定する場合,まずvlan 50のVLANコンフィグレーションモードに入ります。VLANへIPv6アドレスを設定していない場合は,ここでIPv6アドレスを設定します。

  2. (config-if)# vrrp 3 ipv6 fe80::10

    仮想ルータID3の仮想ルータへ仮想IPv6アドレスfe80::10を設定します。

[注意事項]