コンフィグレーションガイド Vol.2


3.1 フロー検出解説

フロー検出とは,フレームの一連の流れであるフローをMACヘッダ,IPヘッダ,TCPヘッダ,ICMPヘッダなどの条件に基づいてフレームを検出する機能です。QoSフローリストで設定します。QoSフローリストの詳細は,「3.1.3 QoSフローリスト」を参照してください。

本装置では,イーサネットインタフェースおよびVLANインタフェースに対してQoSフローリストを設定できます。QoSフローリストを設定したイーサネットインタフェース,VLANインタフェースともに,レイヤ2中継およびレイヤ3中継のイーサネットV2形式およびIEEE802.3のSNAP/RFC1042形式フレームをフロー検出できます。

受信側インタフェースでフロー検出を指定した場合,イーサネットインタフェース,VLANインタフェースともに,イーサネットインタフェースで受信した段階でフロー検出します。なお,本装置宛ての受信フレームもフロー検出対象です。

この節で説明するフロー検出の位置づけを次の図に示します。

図3‒1 フロー検出の位置づけ

[図データ]

〈この節の構成〉