25.3.3 マルチキャストルータとの接続
マルチキャストパケットの中継先にはグループ加入済みホストだけでなく隣接するマルチキャストルータも対象とします。本装置とマルチキャストルータを接続してIGMP snoopingを使用する場合,マルチキャストルータへマルチキャストパケットを中継するためにマルチキャストルータと接続するポート(以降,マルチキャストルータポートとします)をコンフィグレーションで指定します。
本装置は指定したマルチキャストルータポートへは全マルチキャストパケットを中継します。
また,IGMPはルータホスト間で送受信するプロトコルであるため,IGMPメッセージはルータおよびホストが受け取ります。本装置はIGMPメッセージを次の表に示すように中継します。
- 注※
-
自装置にクエリアを設定し,他装置が代表クエリアの場合の中継動作です。自装置が代表クエリアの場合は,IGMPv2 Leaveメッセージは中継しません。クエリアを設定していない場合は,常にマルチキャストルータポートに中継します。ただし,IGMPv1/IGMPv2/IGMPv3 Report(加入要求)メッセージを受信していないポートでIGMPv2 Leaveメッセージを受信した場合,クエリアの設定にかかわらずIGMPv2 Leaveメッセージは中継しません。
- 注※
-
自装置にクエリアを設定し,他装置が代表クエリアの場合の中継動作です。自装置が代表クエリアの場合は,IGMPv3 Report(離脱要求)メッセージは中継しません。クエリアを設定していない場合は,常にマルチキャストルータポートに中継します。ただし,IGMPv1/IGMPv2/IGMPv3 Report(加入要求)メッセージを受信していないポートで離脱要求のIGMPv3 Reportメッセージを受信した場合,クエリアの設定にかかわらずIGMPv3 Report(離脱要求)メッセージは中継しません。