コンフィグレーションガイド Vol.1


21.13.6 リンクタイプの設定

リンクタイプはポートの接続状態を表します。Rapid PVST+,シングルスパニングツリーのRapid STP,マルチプルスパニングツリーで高速な状態遷移を行うためには,スイッチ間の接続がpoint-to-pointである必要があります。sharedの場合は高速な状態遷移はしないで,PVST+,シングルスパニングツリーのSTPと同様にタイマによる状態遷移となります。

[設定のポイント]

ポートごとに接続状態を設定できます。設定しない場合,ポートが全二重の接続のときはpoint-to-point,半二重の接続の場合はsharedとなります。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface gigabitethernet 0/1

    (config-if)# spanning-tree link-type point-to-point

    ポート0/1をpoint-to-point接続とみなして動作させます。

[注意事項]

実際のネットワークの接続形態が1対1接続ではない構成では,本コマンドでpoint-to-pointを指定しないでください。1対1接続ではない構成とは,一つのポートに隣接するスパニングツリー装置が2台以上存在する構成です。