コンフィグレーションガイド Vol.1


20.8.2 ポート間中継遮断機能の設定

ポート間中継遮断機能を設定する手順を次に示します。ここでは,図に示す構成の設定例を示します。

構成例では,ポート0/1からポート0/4への通信を遮断します。また,ポート0/1,0/2間の通信を遮断します。ポート0/3はどのポートとも通信が可能です。

図20‒6 ポート間中継遮断機能の設定例

[図データ]

[設定のポイント]

ポート間中継遮断機能は,イーサネットインタフェースコンフィグレーションモードで,そのポートからの通信を許可しないポートを指定することで設定します。通信を双方向で遮断するためには,遮断したい各ポートで設定する必要があります。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface gigabitethernet 0/1

    ポート0/1のイーサネットインタフェースコンフィグレーションモードに移行します。

  2. (config-if)# switchport isolation interface gigabitethernet 0/2, gigabitethernet 0/4

    (config-if)# exit

    ポート0/1でポート0/2,0/4からの中継を遮断します。この設定で,ポート0/1から発信する片方向の中継を遮断します。

  3. (config)# interface gigabitethernet 0/2

    (config-if)# switchport isolation interface gigabitethernet 0/1

    (config-if)# exit

    ポート0/2のイーサネットインタフェースコンフィグレーションモードに移行し,ポート0/2でポート0/1からの中継を遮断します。この設定によって,ポート0/1,0/2間は双方向で通信を遮断します。

  4. (config)# interface gigabitethernet 0/4

    (config-if)# switchport isolation interface gigabitethernet 0/1

    ポート0/4のイーサネットインタフェースコンフィグレーションモードに移行し,ポート0/4でポート0/1からの中継を遮断します。この設定によって,ポート0/1,0/4間は双方向で通信を遮断します。