コンフィグレーションガイド Vol.1


9.1.1 概要

SSHは,クライアントからサーバへ,安全ではないネットワークを経由して接続する際に使用する機能です。SSHを使用すると,通信路は暗号化され,厳しい基準で認証できるため,ネットワーク上の悪意のある第三者の盗聴,改ざん,なりすましから通信内容を保護できます。SSHを使用することで,telnet接続の脅威であった,運用情報の流出,データの改ざん,不正ななりすましサーバへの誤接続などから保護された,セキュアな運用管理を実現できます。telnet接続による脅威(盗聴)およびSSH接続によるセキュアな運用管理を次の図に示します。

図9‒1 telnet接続による脅威(盗聴)

[図データ]

図9‒2 SSH接続によるセキュアな運用管理

[図データ]