運用コマンドレファレンス Vol.1
本装置で収集しているログを表示します。
本コマンドで扱うログには,入力コマンド文字列,コマンド応答メッセージ,各種イベントメッセージを収集したログである運用ログと,発生したイベントをコード単位に集計した統計情報である種別ログの2種類があり,おのおの独立して表示または制御します。
なお,コマンド実行結果として表示する内容の詳細については「メッセージ・ログレファレンス 1.2 ログの確認」で説明しています。
[入力形式]
show logging [<kind>] [<command classification>]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- <kind>
- reference
- 種別ログを指定します。
- 本パラメータ省略時の動作
- 運用ログを指定します。
- <command classification>
- -h
- ヘッダー情報(System Information)なしでログを表示します。System Informationは装置モデル,ソフトウェア情報を表示します。
- 本パラメータ省略時の動作
- ヘッダー情報(System Information)を付加してログを表示します。
- すべてのパラメータ省略時の動作
- 個々の「本パラメータ省略時の動作」に記載の動作になります。
[実行例]
- 装置の運用ログを表示します。
> show logging図11-1 運用ログ表示
> show logging Date 20XX/12/25 14:14:18 UTC System Information AX3640S-48T2XW, OS-L3A Ver. 11.12 (Build:10) Logging Information KEY 12/24 12:37:30 user1:ping 192.111.214.10 : : : >- 装置の種別ログを表示します。
> show logging reference図11-2 種別ログ表示
> show logging reference Date 20XX/12/25 14:14:18 UTC System Information AX3640S-48T2XW, OS-L3A Ver. 11.12 (Build:10) Logging Information E4 PORT GigabitEthernet 0/20 25011001 1350:000000000000 10/25 14:12:10 10/25 14:12:10 1 : : : >
[表示説明]
なし
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表11-1 show loggingコマンドの応答メッセージ一覧
メッセージ 内容 Can't execute. コマンドを実行できません。再実行してください。
[注意事項]
- 装置起動直後のログ情報はUTC時間で採取されます。
- 運用ログは最新のメッセージまたはオペレーションから時間的に降順に表示します。したがって,最新の情報が最初に表示されます。ただし,装置のリブート要因ログは装置の起動ログのあとに収集され,時刻は装置の起動ログより前になります。また,同時に発生するログの場合,時間的な降順が逆転することがあります。
- 種別ログではイベントごとに最初に発生した順に収集しますが,発生したイベントは同一種別ごとに情報を集約するため,コマンドでの表示順序は必ずしもイベントの発生順とはなりません。
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