コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
IPv6集約経路を生成します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- ipv6 summary-address <IPv6-Prefix>/<Prefix-Len> [<Distance>] [as-set] [noinstall] [summary-only]
- 情報の削除
- no ipv6 summary-address <IPv6-Prefix>/<Prefix-Len>
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <IPv6-Prefix>
- IPv6集約アドレスを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
IPv6プレフィックスを指定します。
注 <IPv6-Prefix>の<Prefix-Len>で指定した以降のビットは0にしてください。
- <Prefix-Len>
- プレフィックス長を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
0〜64(10進数)を指定します。
- <Distance>
- 該当集約経路のディスタンス値を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
130
- 値の設定範囲
2〜255(10進数)を指定します。2は最高の優先度,255は最低の優先度を示します。
- as-set
- 集約経路のAS_PATH属性を生成時,AS_SETを生成することを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
集約経路のAS_PATH属性を生成時,AS_SETを生成しません。
- 値の設定範囲
なし
- noinstall
- 集約経路をフォワーディングテーブルに登録しないように指定します。ただし,ルーティングプロトコルを使用した集約経路の配布は可能です。本パラメータは,集約経路をほかのルーティングプロトコルにより外部に広告するものの,集約経路に従ってパケットを廃棄したくない場合に指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
フォワーディングテーブルに登録します。
- 値の設定範囲
なし
- summary-only
- 集約した経路を広告する際,集約元経路の広告を抑止します。summary-onlyは経路を集約した際,集約経路だけを広告し,集約元経路の広告を抑止したい場合に使用します。
- 本パラメータ省略時の初期値
集約元経路の広告を抑止しません。
- 値の設定範囲
なし
[コマンド省略時の動作]
集約経路を生成しません。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- ループバックインタフェースまたはNullインタフェースをネクストホップに持つ経路は,集約元経路の対象外となります。
[関連コマンド]
distribute-list out(RIPng)(OSPFv4)(BGP4+)
redistribute(RIPng)(OSPFv4)(BGP4+)
neighbor out(BGP4+)
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