コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
IPv6 DHCPアドレスローカルプール設定で指定されたIPv6プレフィックス範囲設定に対してIAIDおよびlifetimeを設定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- prefix-delegation pool <Local Pool Name> [iaid <IAID>] [lifetime {<Valid Lifetime> | infinite} {<Preferred Lifetime> | infinite}]
- 情報の削除
- no prefix-delegation pool <Local Pool Name>
[入力モード]
(config-dhcp)
[パラメータ]
- <Local Pool Name>
- IPv6 DHCPアドレスローカルプール設定で設定したIPv6 DHCPアドレスローカルプール名称を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
最大14文字の名前を入力します。
- iaid <IAID>
- IPv6プレフィックス範囲設定で割り当てるIAIDを指定します。本パラメータを指定した場合,クライアントがIA_PDに設定したIAIDと一致したプレフィックスが配布対象になります。また,省略した場合は,IAIDが一致しなかったIA_PDに順番に割り当てられます。
- 本パラメータ省略時の初期値
なし
- 値の設定範囲
0〜4294967295
- lifetime {<Valid Lifetime> | infinite} {<Preferred Lifetime> | infinite}
- <Valid Lifetime>
- IPv6プレフィックス範囲設定で使用する有効生存期間を秒単位で指定します。本パラメータは,推奨生存期間以上の値を指定してください。
- <Preferred Lifetime>
- IPv6プレフィックス範囲設定で使用する推奨生存期間を秒単位で指定します。本パラメータは,有効生存期間よりも大きい値を指定できません。
- infinite
- IPv6プレフィックス範囲設定で使用する有効生存期間/推奨生存期間を無制限に設定します。なお,有効生存期間にinfiniteを指定した場合だけ,推奨生存期間にinfiniteを指定できます。
- 本パラメータ省略時の初期値
有効生存期間は,2592000(30日)。推奨生存期間は,604800(7日)。
- 値の設定範囲
lifetime <Valid Lifetime> <Preferred Lifetime>,lifetime infinite <Preferred Lifetime>またはlifetime infinite infinite
<Valid Lifetime>および<Preferred Lifetime>は,それぞれ60〜31536000の範囲から指定します。この際,<Valid Lifetime>には<Preferred Lifetime>以上の値を指定してください。
[コマンド省略時の動作]
IPv6 DHCPアドレスローカルプール設定で指定されたIPv6プレフィックス範囲設定は設定されません。また,lifetimeパラメータを省略した場合は次のとおりとなります。
- 有効生存期間(Valid Lifetime):30日
- 推奨生存期間(Preferred Lifetime):7日
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- ほかのipv6 dhcp pool内に設定されたIPv6 DHCPアドレスローカルプール名称は使用できません。
[関連コマンド]
ipv6 local pool
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