コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
BGP4,BGP4+のAS_PATHフィルタとして動作するaccess-listを設定します。AS_PATHフィルタとして動作するaccess-listでは,正規表現で指定されたAS_PATH属性に基づいてフィルタします。
[入力形式]
- 情報の設定(変更はできません)
- ip as-path access-list <Id> {permit | deny} <Regexp>
- 情報の削除
- no ip as-path access-list <Id>
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <Id>
- AS_PATHフィルタのaccess-listを識別するための識別子を指定します。本識別子はaccess-listを参照するために使います。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
1〜500(10進数)を指定します。
- {permit | deny}
- フィルタ条件に一致した場合のアクセスの許可,拒否を指定します。permitを指定した場合アクセスを許可します。denyを指定した場合アクセスを拒否します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
permitまたはdenyを指定します。
- <Regexp>
- 正規表現でAS_PATH属性を指定します。<Regexp>の前後をダブルクォート(")で囲んで指定してください。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
正規表現を指定します。正規表現については,「コンフィグレーションガイド Vol.3 13.1.2(3)(d) 正規表現」を参照してください。
[コマンド省略時の動作]
access-listを使用しません。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- フィルタ条件に一致しない場合は,すべてdenyになります。
存在しないas-path access-listも,フィルタとして使用できます。その場合,すべてpermitになります。
- 正規表現に疑問符(?)を使用した場合,showコマンドによるコンフィグレーションの表示結果を入力に使用しないでください。
[関連コマンド]
match as-path
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