コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
すべてのBGPピアについて,KEEPALIVEメッセージの送信間隔とホールドタイマ値を設定します。
ただし,neighbor timersが設定されている場合は,neighbor timersで設定されているKEEPALIVEメッセージの送信間隔とホールドタイマ値が優先されます。
本コマンドはBGP4とBGP4+で共通です。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- timers bgp <Keepalive> <Holdtime>
- 情報の削除
- no timers bgp
[入力モード]
(config-router)
[パラメータ]
- <Keepalive>
- BGPのKEEPALIVEメッセージの送信間隔(秒)を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
0〜65534(10進数:秒)を指定します。
0を指定した場合,BGPセッション確立中のKEEPALIVEメッセージを送信しません。
<Holdtime>に0を指定した場合,本パラメータに0以外を指定できません。また,<Holdtime>が0以外の場合,<Holdtime>より小さい値でなくてはなりません。
なお,BGP4/BGP4+セッション確立時のホールドタイマ値のネゴシエーション結果によって採用するKEEPALIVEメッセージ送信間隔は次のようになります。
・ホールドタイマ値のネゴシエーションで自側のホールドタイマ値を選択した場合,本パラメータを採用します。
・ホールドタイマ値のネゴシエーションで相手側のホールドタイマ値を選択した場合で,かつネゴシエーション結果のホールドタイマ値の1/3が本パラメータより小さいときは,ネゴシエーション結果のホールドタイマ値の1/3を採用します。ネゴシエーション結果のホールドタイマ値の1/3が本パラメータ以上の場合は本パラメータを採用します。
- <Holdtime>
- Holdtimeタイマ値(秒)を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
0,3〜65535(10進数:秒)を指定します。
0を指定した場合,ピアとのホールドタイムを監視しません。
<Keepalive>に0を指定した場合,本パラメータに0以外を指定できません。
[コマンド省略時の動作]
<Keepalive>に60,<Holdtime>に180が適用されます。
[通信への影響]
本コマンドでホールドタイマ値を変更した場合,すべてのピアとのBGPセッションをいったん切断するため,経路を再学習するまでの間,通信が停止します。
[設定値の反映契機]
本コマンドの設定時に反映されます。
[注意事項]
- ピアとBGPセッション確立時のホールドタイムのネゴシエーション結果が0以外の場合で<Keepalive>に0が設定されているとき,該当ピアでホールドタイムのタイムアウトが発生し,該当ピアとのBGPセッションが切断されます。
- 本コマンドによって<Holdtime>または<Keepalive>を変更した場合,全ピアとのBGPセッションをいったん切断します。
[関連コマンド]
neighbor timers
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