コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
BGPが使用する本装置のルータ識別子を設定します。
本コマンドはBGP4とBGP4+で共通です。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- bgp router-id <IPv4-Address>
- 情報の削除
- no bgp router-id
[入力モード]
(config-router)
[パラメータ]
- <IPv4-Address>
- ルータ識別子(IPv4アドレス)を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
0.0.0.0以外のIPv4アドレスを指定します。
[コマンド省略時の動作]
ループバックインタフェースに割り当てられたIPv4アドレスを採用します。ループバックインタフェースに割り当てられたIPv4アドレスがない場合,インタフェースに割り当てられた最も大きいIPv4アドレスを採用します。
[通信への影響]
本コマンドでルータ識別子を変更した場合,すべてのBGPセッションがいったん切断するため,経路を再学習するまでの間,通信が停止します。
[設定値の反映契機]
本コマンドの設定時に反映されます。
[注意事項]
- 次のすべての条件に一致する場合,BGPが動作しません。
- 本コマンドによる自ルータ識別子の設定がない
- ループバックインタフェースにIPv4アドレスが設定されていない
- IPv4アドレスが設定されているインタフェースがない
- 自ルータ識別子として,ループバックインタフェースのIPv4アドレスまたはインタフェースのIPv4アドレスを採用している状態で,該当インタフェースのIPv4アドレスを変更した場合,次のどれかの契機でBGPの動作に反映されます。
- 本装置の再起動
- IPユニキャストルーティングプログラムの再起動
- disable(BGP4)コマンドの削除
- 本コマンド設定を追加,変更,または削除した場合,全ピアとのBGPセッションをいったん切断します。
[関連コマンド]
interface
bgp cluster-id
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