コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
IPv6の仮想ルータがdraft-ietf-vrrp-ipv6-spec-07に従った動作となるよう設定します。
本コマンドは,IPv6の仮想ルータを設定している場合に有効になります。
[入力形式]
- 情報の設定
- vrrp <vrid> ietf-ipv6-spec-07-mode
- 情報の削除
- no vrrp <vrid> ietf-ipv6-spec-07-mode
[入力モード]
(config-if)
[パラメータ]
- <vrid>
- 仮想ルータのIDを指定してください。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
1〜255
[コマンド省略時の動作]
IPv6の仮想ルータは,draft-ietf-vrrp-ipv6-spec-02に従った動作となります。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 本設定を行うことによって,ADVERTISEMENTパケットのフォーマットも変更されます。VRRPを組む装置間で本設定が一致していないと,VRRPの状態遷移が正常に行われず,複数のマスタルータが存在するようになります。
- VRRPを組んでいる装置間で本設定または同等の設定を変更するとき,一時的にマスタルータが複数存在します。VRRPを構成している全装置の設定がそろうと,自動的にマスタルータは一つだけになります。
- 本設定入力時に,vrrp timers advertiseの設定値が40を超えている場合は,ADVERTISEMENTパケットの送信間隔はデフォルトの1秒となります。
[関連コマンド]
ipv6 address
vrrp ipv6
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