コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
本装置の物理ポートの送信キュー長を設定します。
本コマンドは,物理ポートの最大キュー長を変更します。
本コマンドは,ハードウェアの基本的な動作条件を設定するものであるため,設定変更後は装置を再起動する必要があります。
このコマンドを設定しない,または情報を削除したときは,キュー長64で動作します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- limit-queue-length <queue length>
- 情報の削除
- no limit-queue-length
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <queue length>
- 物理ポートの最大キュー長を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
64または1976
[コマンド省略時の動作]
本装置の各ポートの送信キュー長は,64で動作します。
[通信への影響]
本装置を再起動してから起動が完了するまでの間,本装置を経由する通信が停止します。
VLANプログラムを再起動することによって,すべてのポートが再初期化され,VLANを構成しているポートで一時的にデータ送受信不可となります。
[設定値の反映契機]
設定値を変更した場合は,コンフィグレーションを保存したあとで本装置を再起動,またはVLANプログラムを再起動してください。再起動することで設定値が運用に反映されます。
[注意事項]
- 本コマンドで送信キュー長を64に設定した場合,送信キュー長は次のとおりになります。
キュー1〜キュー8:64
また,本コマンドで送信キュー長を1976に設定した場合,送信キュー長は次のとおりになります。
キュー1:1976,キュー2:64,キュー3〜キュー8:0
本コマンドで送信キュー長を1976に設定する場合,flowcontrolコマンドを使用して,ポーズパケットを送信する設定をしてください。
本コマンドで送信キュー長1976を設定した場合,キュー1,キュー2に対してだけキュー長を割り当て動作するため,各スケジューリングの動作は次のようになります。
PQ,RR,WRR:キュー1,キュー2がPQ,RR,WRRで動作します。
2PQ+6DRR:キュー1,キュー2がDRRで動作します。
2PQ+6WRR:キュー1,キュー2がWRRで動作します。
[関連コマンド]
なし
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