コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
送信側インタフェースに対し,フィルタ機能のフロー検出するモードを設定します。
本コマンドは,ハードウェアテーブルでの最大エントリ数の配分パターンを変更します。
運用形態に応じた配分パターンに変更することで,ハードウェアリソースを必要なテーブルに集中させて使用できるようになります。
本コマンドは,ハードウェアの基本的な動作条件を設定するものであるため,変更する場合に,ip access-groupコマンド,ipv6 traffic-filterコマンドおよびmac access-groupコマンドが受信側インタフェースおよび送信側インタフェースに対して設定されているときはすべて削除する必要があります。
したがって,必ず実運用を開始する最初の段階で設定してください。運用中の変更はお勧めしません。
このコマンドを設定しない,または情報を削除したときはlayer3-1-outがデフォルト状態になります。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- flow detection out mode {layer3-1-out | layer3-2-out | layer3-3-out}
- 情報の削除
- no flow detection out mode
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- {layer3-1-out | layer3-2-out | layer3-3-out}
- 送信側フロー検出モードを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
なし
- 送信側フロー検出モードの適用コマンドを次の表に示します。
表17-2 送信側フロー検出モードによる適用コマンド
送信側フロー検出モード 適用コマンド フィルタ mac ip ipv6 access-group access-group traffic-filter layer3-1-out × ○ × layer3-2-out※ ○ ○ ○ layer3-3-out※ ○ ○ ○ (凡例) ○:設定可能 ×:設定不可
注※ layer3-2-outではイーサネットインタフェースに対して,layer3-3-outではVLANインタフェースに対して設定できます。
各送信側フロー検出モードについては,「コンフィグレーションガイド Vol.2 1.1.4 送信側フロー検出モード」を参照してください。
[コマンド省略時の動作]
送信側フロー検出モードは,layer3-1-outで動作します。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 装置に対してトンネリングポートの設定がある場合,送信側フロー検出モードはlayer3-1-outまたはlayer3-2-outが指定できます。
[関連コマンド]
ip access-group
ipv6 traffic-filter
mac access-group
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