コンフィグレーションガイド Vol.2
特定のフローに対して最大帯域制御と最低帯域監視(違反フレームはDSCPの書き換え)を実施したい場合に設定します。
- [設定のポイント]
- フレーム受信時に宛先IPアドレスによってフロー検出を行い,最大帯域制御と最低帯域監視を行う帯域監視を設定します。最低帯域監視を違反したフレームに対しては,DSCP値の変更を行う設定をします。
- [コマンドによる設定]
- (config)# ip qos-flow-list QOS-LIST4
IPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST4)を作成します。本リストを作成することによって,IPv4 QoSフローリストモードに移行します。
- (config-ip-qos)# qos ip any host 192.168.130.10 action max-rate 5M max-rate-burst 512 min-rate 1M min-rate-burst 64 penalty-dscp 8
宛先IPアドレスが192.168.130.10のフローに対し,最大帯域制御の監視帯域=5Mbit/s,最大帯域制御のバーストサイズ=512kbyte,最低監視帯域=1Mbit/s,最低監視帯域のバーストサイズ=64kbyte,最低帯域監視での違反フレームのDSCP値=8のIPv4 QoSフローリストを設定します。
- (config-ip-qos)# exit
IPv4 QoSフローリストモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。
- (config)# interface gigabitethernet 0/7
ポート0/7のインタフェースモードに移行します。
- (config-if)# ip qos-flow-group QOS-LIST4 in
受信側にIPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST4)を有効にします。
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